外国人宿泊初の200万人 全国10位7年連続増 国別最多は中国 – 読売新聞
外国人宿泊初の200万人 全国10位7年連続増 国別最多は中国 読売新聞
2018年に県内で宿泊した外国人観光客は延べ218万9050人(速報値)で、07年の調査開始以降初めて200万人を超えた。県観光企画課の担当者は「富士山人気や、 …
富士北麓地域 イスラム教徒ウェルカム 祈祷室やハラール食
多くの外国人観光客が訪れる富士北麓地域では、イスラム教徒を迎える環境作りが進む。イスラム教徒が多いインドネシアやマレーシアからの観光客が急増していることが背景にある。
県によると、2018年の外国人宿泊者数でインドネシアは前年比18%増の4万7990人、マレーシアは同55・5%増の4万2680人で、今後も増加が予想される。
富士吉田市の「富士急ハイランド」では2月4日に祈祷室がオープンした。救護室を一部改装し、広さ約16平方メートル。イスラム教の聖地メッカの方向を示す印や、礼拝前に手足を洗える場所もあり、開園中は自由に利用できる。同園の担当者は「来園するイスラム教徒の満足度が高まるはず」と話す。鳴沢村のスキー場「ふじてんスノーリゾート」にも昨年、礼拝スペースが設置された。
「食」の面での取り組みも広がる。忍者をテーマにした忍野村の観光施設「忍野しのびの里」にあるレストランは今年2月15日、イスラム教の戒律に適合した「ハラール認証」を取得した。提供する食材に豚やアルコールを使用せず、専用調理スペースや専用の食材保管場所も確保している。
富士河口湖町の地ビールレストラン「シルバンズ」では昨年10月から「ムスリム・ウェルカムBBQ」を実施。ハラール認証を受けた肉を使ったバーベキューをメニューに加えている。
いずれの施設も今後、ハラール対応のメニューを増やしていく考えで、シルバンズの萱沼春亘支配人は「東京五輪を前にハラール対応の問い合わせは増えている。全ての観光客の満足度を高める工夫を続け、国際的な観光地として成長したい」と話している。
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