FOODEX体験レポート 和食、チーズ、ワイン、ハラル食品、メジャーな国からチュニジアなどアフリカのムスリム国からも出展!

先日開催されたFOODEXへ行ってきました!

イタリア、フランスなどの言わずと知れた美食大国から個人的に好きなトルコ、またアフリカのムスリム国チュニジアまで何10カ国もの国々たブースを構えて自国の魅力的な食についてアピールをしていました。

 

個人的に面白かったのは、オーストラリアのカンガルー肉でしょうか。臭みもなくアッサリしてて正直美味しかったのですが、今後日本市場を開拓できるかは…。

個人的にはラム肉など好きなので有名になると面白そうなお肉だと思いました。

他には、台湾セクションでしょうか。紫芋のインスタ映えしそうなドリンクを展示していたり、最近至る所でGong Chaの行列が目立つタピオカがあったり…。

 

地中海料理好きの私としては、トルコやギリシャ、チュニジアセクションも満喫しました。オリーブオイル漬けしたトマト、向こうのヨーグルトのようなチーズ、どれもすっきりとした味わいが素敵でした。

 

 

応援していたインドネシアやマレーシアは人通りが少ない場所に存在していたのもあり、あまり人が多くなかったので割愛。

ただ、最新の食文化が一挙一動に揃ったこのEXPOは、そりゃあ毎日何万人も導入する大きなイベントになるなあと感心した1日となりました。

 

ここで見た食品が日本のスーパーの店頭で並ぶ日が楽しみです(^^)

 

ただ、やはり日本食は圧巻でしたね。肉を使わない精進料理を今回初めて食べたのですが流石日本。現代風にアレンジされているのかな?美味しすぎて試食が止まりませんでした(笑)。

これで健康ですからね….。本当に日本食は素晴らしい。食材の味と風味を活かした繊細な味付けなのですが、毎日食べても飽きがこないと思える日常に溶け込める美味しさでした♩

今回来られなかった方も、来年は是非検討して見てください。各国の根本的な味付けの違いから味覚を想像するのも楽しいですし、何より食は現代の人々の娯楽ですからね。ツーリズムでは根底となる、欠かせない部分だと思います。

以上、FOODEXレポートでした。

訪日ムスリムインバウンド市場概要

訪日ムスリムインバウンド市場の概要

 

世界の観光産業でも注目されるムスリム観光市場:2026年には約34兆円の市場規模に

 

Mastercard-CrescenRating Global Muslim Travel Index 2017 (GMTI 2017) によると、2016年に海外旅行をしたムスリムは 約1億2,100万人 でした。この数字は、2020年までに 1億5,600万人 まで伸びると予測されています。2020年にはムスリムによる旅行支出は 2,200億米ドル(日本円で24兆6,400億円) にまで膨れ上がるとのこと。また、ムスリムによる旅行支出は 2026年には3,000億米ドル(日本円で33兆6,000億円) 規模に達すると予測されています。(*1米ドル=112円で計算)

上記でご紹介した数値から見るに、ムスリム(イスラム教徒)の海外旅行市場は莫大な市場に成長する ことが予測されています。そもそも何故ムスリムの海外市場がここまでの規模に成長すると予測されているのでしょうか。いくつかの要因を確認してみましょう。

日本とムスリムの歴史

出来事
1870年 イスラム教徒が初訪日
1928年 神戸でムスリムがコミュニティーを形成
1935年 神戸に日本で初となるモスクが建設される
1938年 東京にもモスクが建設される
1952年 日本ムスリム協会が設立される
1968年 イスラム教が政府から正式に宗教として認められる
1990年 ムスリムの居住者が増加傾向に
2012年 ムスリムの留学生及び旅行客が増加傾向に

 

中間層の可処分所得が増加傾向に:多くのムスリムを抱える国々の経済成長も要因のひとつ

中東諸国やインドネシア、マレーシアなど多くの イスラム教徒を抱える国々では人口が増加傾向に あります。併せて経済成長も著しく、可処分所得が高い消費者がムスリムの間で増加 しています。また、北米やヨーロッパでも高度専門職やスキルを持ったムスリムが増加しており、こうした層も海外旅行にでかけるようになるでしょう。

 

国内には20万人ものイスラム教徒が存在

今後も増え続ける見込み

  • 中東だけではなく、世界中で著しく人口が増加しており、中間所得層も増えている
  • 就労ビザの緩和により、主にインドネシアからの移民増加が期待される

 

 

日本におけるムスリムのインバウンド市場:2016年のムスリム訪日客は70万人2年間で4倍以上に増加 20年には140万人まで増加予定

ムスリム訪日客は年々増加傾向にあります。2014年には15万人、全体の訪日客のうち2.4%を占めるにとどまっていたムスリム訪日客数は、2016年には4倍以上となる70万人、全体の3%を占めるまでに増加 しました。

Mastercard-CrescenRating Global Muslim Travel Index 2017 (GMTI 2017)によると、2018年にはムスリム訪日客は100万人を超えると予測されており、 東京オリンピック・パラリンピックが開催される 2020年にはこの数字はさらに大きくなり、約140万人、訪日客全体の3.5%を占める ようになるとのこと。また、2016年のムスリム訪日客のうち60%はASEAN諸国出身です。その中でインドネシア出身のムスリム訪日客が27%、マレーシアが23%、シンガポールが5%を占めています。

2026年に市場が約34兆円規模に達し、人口も爆発的に増えるムスリムのアウトバウンド市場は世界で注目されています。上記でご紹介したように 日本のインバウンド市場においてもムスリム訪日客は増えており、市場規模も徐々に大きくなってきている模様。 日本のムスリム市場が成長した背景には具体的にどのような要因があるのでしょうか。

増加した主な要因

  • インドネシア人とマレーシア人に向けた訪日観光ビザの要件緩和
  • LCC(格安航空会社)の就航便増加で若い層の間で海外旅行がブームに

 

日本が抱える問題

ハラル食品が少なく、ムスリム独自の文化や慣習に対応できていない!

対応は決して難しく考える必要はありません。まずは最低限を、そして旅行者が増えたらしっかりと対応策を構築していきましょう。今動けばムスリム旅行目的地の先駆者に!

 

事例:タイはなぜムスリム誘致に成功したのか

政府統計のAFP分析によると、中東とアジアの主要な大多数のイスラム教徒国からの訪問者は2006年の263万人から昨年は630万人に増えた。日本は未だ100万人前後に留まっている。

 

タイが成功している3つの特徴

1.  低所得者から高所得層まで対応したバラエティーに富む滞在方法

一流、老舗のホテルから中流、コストパフォーマンスが高いビジネスホテル、そして最近はサービスアパートメントまで宿泊施設のレンジが多彩で、豊富な点もタイの素晴らしいところだ。特にサービスアパートメントは、長期滞在向けだが、agodaなどで一泊から予約ができ、最近は朝食を出すところも出てきた。団体、FITでも使いやすい形になっている。

また、バンコクやリゾートでは現代アートを随所にちりばめたラグジュアリーホテルも登場し、世界各国からの人気を集めている。

5つ星の高級ホテル件数

日本 28件

タイ 110件

2.  メディカルツーリズム

タイは観光産業がGDPの11%を占め、世界に名だたる観光立国を果たした国の一つです。また国際観光収入は世界第9位で日本の2倍以上の観光収入を得ています。そんなタイが、2006年からもっとも強化したエリアの一つがメディカルツーリズム。

 

タイへのメディカルツーリズム患者数は年間180万名

タイは2015年に180万人もの海外からの患者を受け入れており、その多くが治療後に国内のビーチで休暇を過ごす。バムルンラード病院で治療を受ける外国人患者の3人に1人は湾岸諸国から来タイしている。

ノースカロライナ州チャペルヒルのコンサルティング会社 Patients Beyond Bordersの統計によれば、昨年治療を受けるためにタイを訪れた患者数は130-180万人にのぼった。タイは美容整形や性転換手術で有名だ。最新の政府の推定によればメディカルツーリズムは2014年に1,070億バーツ(30億米ドル)の収益を生み出している。 詳細

 

また国際的に認められた病院数もタイはアジアNO1です(2014年)。

JCI認証済みのタイ国内病院・全リスト(JCI公式ページ、英語)

①タイ:37病院
②中国:33病院
③韓国:30病院
④シンガポール:21病院
⑤インドネシア:18病院
⑥マレーシア:13病院
⑦日本:10病院
⑧フィリピン:6病院
⑨ベトナム:1病院 (データ出所: JCI公式ページ 2014年10月の数字)

 

3. ハラル対応食品

タイ:政府が世界基準のハラル対応を支援

ハラール食品市場の〝ハブ〟を目指すタイでは、昨年一年間のハラール関連食品の輸出額が約2000億バーツと前年比20%の増加となった。
今後5年以内に3000億バーツに引き上げていく計画で、そのための4000万バーツを今年の予算として計上した。
ハラール認証の取得工場を年間百単位で増やしていく予定で、現在約5000社ある認証工場の上積みを目指す。
現状での生産品目は10万種以上に達しているとされており、この大幅積み増しも進める。

タイの最高学府「チュラーロンコーン大学」にはハラール食品などを専門に研究・認証する研究機関「ハラール・サイエンス・センター」が設置されており、ムスリムの研究員らが日々、研究開発に挑んでいる。
ハラール対策が施された食品かどうかを一目で判断できるスマートフォン(多機能携帯電話)向けアプリも開発されており、周辺国の中でも取り組みは群を抜く。

カンボジアでも昨年ごろからハラールに対する関心が高まり、認証を取得する工場が現れた。
国内にはまだ存在しない認証機関も近く設置していく方針で、マレーシアから技術指導も取り付ける計画でいる。
南部の港湾都市シアヌークビルに食肉加工工場を配置し、ここを拠点に輸出を拡大していく将来図を描く。
すでに民間企業の具体的な動きも始まっている。

非イスラム国家で、国内にムスリムがそれぞれ6%と2%しかいないタイやカンボジアでこうした動きが広がっているのは、キリスト教徒に次いで多い人口の急激な増加が背景にある。
世界人口の年平均増加率1.18%に対し、ムスリムのそれは1.84%とひときわ高い。

 

タイは2020年までにハラル食品輸出で世界5位以内を狙う。タイの食品はマレーシアと比較しても安価なものが多く、価格競争でも十分に狙えるポジションにいる。

 

その他参照記事

タイ国政府観光局による観光誘致キャンペーンを読み解く